栃木県宇都宮市を拠点に、展示場の課題へ向き合う
住まポを提供しているのは、栃木県宇都宮市中央3丁目、栃木県産業会館3Fの宇都宮ベンチャーズに拠点を置く同名のツール会社だ。馬場町バス停から徒歩約5分という立地で、代表の古谷武道氏のもと、住宅展示場向けのスマートフォンツールを手がけている。来場者数の伸び悩みや、お客様管理がアナログのまま残っている状況を課題として抱える事業者に向けて、その解決手段を届けている。連絡は電話やメールから受け付けており、展示場運営会社だけでなく住宅メーカーや工務店の担当者からの相談にも応じている。
匿名受付という発想で、集客の改善を後押しする
このツールの中心にあるのは、来場者に個人情報を求めないという入口の設計だ。ニックネームと5項目の簡単なアンケートに答えるだけで利用が始まり、モデルハウスの入口にあるQRコードを読み取れば受付が完了する。強引な営業電話やしつこいダイレクトメールへの不安から来場を躊躇していた層にも受け入れられ、集客の改善につながっている実績があると案内されている。
運営の効率化を語る会社は多いなかで、住まポはまず来場者の警戒心をほどくところから始めている姿勢が印象に残った。使う人が動かなければ、どんな管理機能も出番が来ない。その順序を外していない点に、拠点の構えの堅実さがにじむ。
来場者の分析まで見据え、事業者の追客を助ける
住まポは、集めた材料を運営側が活かせるところまでを射程に入れている。来場者の動線データや、比較検討先のメーカー情報を把握できるため、競合対策や営業施策の精度を高める手がかりになる。見学を終えた来場者は気に入った住宅会社にだけ個人情報を公開し、そこから資料請求や問い合わせへ進むので、関心の濃い相手が自ら手を挙げる構造になっている。無理に集めた名簿とは性質が異なり、追いかける側の空振りが減っていく。App StoreとGoogle playの双方で配信されるこのアプリを軸に、住まポは宇都宮から住宅業界のデジタル化を支えている。


