半世紀を超えて磨かれた、ゴムホース加工の勘
一つの分野に長く向き合うと、言葉にしづらい勘のようなものが現場に宿ります。有限会社東川ゴム工業は1970年に松阪で創業し、自動車用ゴムホースの仕上げ加工と検査だけを続けてきました。機械では拾いきれない微妙な力加減や、製品ごとに違う形状への対応は、この積み重ねなしには成立しません。熟練スタッフが一つずつ製品に手を伸ばし、確かな品質へと仕上げていきます。正直なところ、取材前は加工と検査という工程を地味に想像していましたが、手の動きを見て考えが変わりました。
目視で不良を止める、最後の関門
加工を終えたゴムホースは、そのまま出荷されるわけではありません。スタッフが目視でキズや変形を確認し、不良品の見逃しを防ぐ工程が控えています。自動車部品は安全性に直結するため、この確認を通らなければ次へは進めません。長年の経験に裏打ちされた判断力が、この最後の関門を支えています。
三重県松阪市から、メーカーの依頼に応える
拠点は三重県松阪市久保田町377。営業は平日の8時から17時までで、土日は休みとしています。代表の東川修さんのもと、県内や松阪市周辺の自動車部品メーカーから寄せられる依頼に日々応えてきました。ロットや材質、形状の条件を確認しながら、短納期の要望にもできる限り対応する体制です。地域に根ざした製造の担い手として、メーカーとの連携を続けています。


