「庭時間」から始まる空間づくりの考え方
株式会社ローカルガーデンが掲げる「庭時間」というコンセプトは、完成した庭の見栄えよりも、そこでどう過ごすかに重きを置いた発想から生まれている。家族でバーベキューを囲む週末、ひとりで植物の手入れに没頭する朝、子どもが走り回る放課後――過ごし方の数だけ庭の形がある。ヒアリングでは「何を植えたいか」より先に「どんな時間を過ごしたいか」を聞くところからスタートする。その答えをもとに、動線や素材、植栽の配置まで一つずつ組み立てていく流れだ。
個人的には、この「時間から逆算する」という設計の入口が印象的だった。新築の庭だけでなく、既存の庭のリフォーム案件にも同じ思想が適用されており、暮らしのステージが変わったタイミングで再度相談に訪れるリピーターもいるという。外構工事を「建物の付帯作業」ではなく生活設計の一部として捉えている点が、提案の幅を広げている。住宅メーカー経由ではなく直接依頼を選ぶ施主が増えている背景には、こうした姿勢があるようだ。
専任担当制がもたらす施工精度
打ち合わせの初回から引き渡し後のフォローまで、同じ担当者がプロジェクトを通して関わる体制を株式会社ローカルガーデンは採用している。設計意図が現場の職人にそのまま伝わるため、図面と仕上がりのズレが起きにくい。途中で窓口が変わらないことで、細かなニュアンスの共有も途切れない。施主側が「前にも説明したのに」というストレスを抱えずに済む仕組みになっている。
実際に利用した施主からは「担当者が工事中も毎日のように進捗を共有してくれた」という声が目立つ。完成後も同じ担当者にメンテナンスや追加工事の相談ができるため、庭の履歴をゼロから説明し直す必要がない。こうした継続的なやり取りのなかで、数年後にカーポートの増設を依頼するケースもあるとのこと。一度築いた関係がそのまま次の工事につながっていく構造だ。
使い勝手と見た目を同時に詰める設計手法
デザインの美しさだけを追えば日常の利便性が犠牲になり、機能だけを優先すれば味気ない空間になる。株式会社ローカルガーデンの設計では、駐車場からの動線やゴミ出しの導線といった生活の細部まで図面に落とし込んでから、素材や色彩の計画に入る。将来的に車いすや手すりが必要になる可能性まで視野に含めた設計を行っている。メンテナンスの手間を減らす素材選定も、打ち合わせ時に具体的な比較資料を使って説明される。
群馬県特有の冬場の「からっ風」や夏の高温多湿を踏まえた植栽選びは、地元で施工を重ねてきた蓄積がなければ難しい。たとえば風の通り道にフェンスを設ける際の高さや素材の判断は、現地の気候を体感的に知っているからこそ精度が上がる。季節ごとの日照角度を計算したテラスの配置など、図面上の数値だけでは見えない部分に経験値が反映されている。
前橋近郊に絞った対応と情報発信
株式会社ローカルガーデンは前橋市を拠点に、近郊エリアに対応範囲を限定して事業を展開している。対応エリアを広げすぎないことで、現場への移動時間を短縮し、急な天候変化による工程調整にも素早く動ける。地元の土壌や地盤の傾向を把握しているため、基礎工事の段階から精度の高い施工計画を立てられる。相談から現地調査までのスピード感を重視する施主にとって、この距離の近さは大きい。
ブログでは施工事例だけでなく、庭づくりに関する実用的な情報が定期的に更新されている。「まだ依頼するか決めていない段階でも気軽に相談できた」という利用者の声もあり、敷居の低さが伝わってくる。前橋近郊で外構を検討している人にとって、まずブログを読んでみるところから始めてもよさそうだ。地域の住環境に根ざした発信を続けている点が、問い合わせにつながる入口になっている。


