用途を選ばない自由設計という考え方
別荘やカフェ、車を収めるガレージまで、株式会社青柳興業は幅広い用途の建物を手がけてきました。必要な広さも人の動線も用途ごとに変わるため、間取りを一から組み立てられる自由設計を仕事の軸に置いています。住まいを中心にしながら、店舗のように事業のための空間づくりにも応じられる柔軟さがあります。施工事例には住宅に加えて別荘や喫茶店が並び、設計から施工、その後のメンテナンスまで通して受けてきました。
木の家づくりには、一般住宅とは違う技術がいります。木材が乾くにつれて沈み込む「セトリング」を見越さなければ、後々の不具合につながるためです。株式会社青柳興業ではベテランの大工が設計から施工まで同じ目線で担当し、この動きに正確に応じます。現場で出てくる細かな変更や追加の希望にも、その場で判断して形にできます。
大分県産の日田杉が生む一年中の住み心地
丸太に選び続けてきたのは、大分県産の日田杉です。海外産の太い松は一本から複数の丸太材を切り出すため、本来きれいな円を描く年輪がそのままの形では出てきません。国産の杉やヒノキであれば木目や年輪をそのまま生かせるうえ、日本の気候に合った調湿性と断熱性を持っています。寒暖差の大きい山梨のような土地でも、一年を通した快適さを保てるのはこの素材あってこそです。
正直なところ、木そのものが空気を整える働きには感心した。湿った空気を吸い込み、乾けば水分を戻すという呼吸のような性質が、部屋の湿度をおだやかに保つ。取り込む対象は水分だけでなく、空気中の汚染物質にまで及ぶという。柔らかな肌ざわりとほのかな芳香も相まって、暮らしの時間がゆったりと流れていく気がした。
展示場で確かめ、土地探しから相談できる間口
写真だけでは伝わらない質感や香りを確かめてほしいという思いから、株式会社青柳興業は八ヶ岳展示場を開いています。山梨県北杜市高根町箕輪にあるこの場所は、中央自動車道の双葉スマートICから車でおよそ10分です。水曜と木曜を休みとし、10時から17時まで来場を受け付けています。「ログハウスは山小屋のような家」という思い込みが、足を運べばその場でほどけていきます。
家づくりの相談は、土地を探す段階から始められます。株式会社青柳興業は関連会社のアヤメ企画と組み、ログハウスの建築だけでなく一般住宅の相談にも応じられる体制を整えています。窓口が分かれていても両社がつながって動くため、同じ説明を何度も繰り返す手間は生まれません。本社は南アルプス市上市之瀬にあり、双葉スマートICから車で19分ほどの場所です。
施工の相談は山梨の近郊にとどまりません。標高の高い長野のほか、寒暖差の大きい静岡でも依頼を受けてきました。土地の気候が変わっても、自社工場でのパネル加工を組み込んだ進め方なら着工から完成までの流れを見通せます。外壁の色や内装の質感まで住む人の好みを映せる自由度は、どのエリアでも変わりません。


