10,000件超の施工から見える外装メンテナンスの現場
2002年の設立以降、株式会社熊澤建装は屋根工事と外壁塗装を軸に一都三県で事業を展開してきた。累計施工件数は10,000件を超え、戸建て住宅だけでなくマンションやビル、学校、病院、商業施設にまで対応領域が及ぶ。一級塗装技能士の国家資格を持つ職人が複数名在籍しており、木造住宅から鉄筋コンクリート造の大型建物まで構造を問わず引き受けている。20年以上にわたって蓄積された施工データが、現場ごとの劣化診断や工法選定の精度を支えている。
屋根の葺きかえや外壁の補修、雨漏り修繕といった依頼が日常的に入るなかで、紫外線や風雨による経年劣化への対処が中心的な業務になっている。建物の状態を見極めたうえで施工方法を組み立てるため、過剰な工事を勧められたという声はほとんど聞かれない。個人的には、規模の異なる建物をここまで横断的に手がけている点が印象的だった。住宅1棟の塗り替えから公共施設の大規模修繕まで、同じ会社が請け負っている現場はそう多くない。
打ち合わせから足場まで外注なしで完結する施工体制
株式会社熊澤建装が採用しているのは、現地調査・打ち合わせ・足場組み立て・塗装施工までを自社スタッフだけで完結させる一貫施工の仕組みだ。足場工事まで内製化している塗装会社は業界全体でも限られており、複数業者間の連絡ロスや日程調整の手間が発生しない。工場やマンションのような大規模案件でも窓口は一つで済み、工期の圧縮につながっている。情報が社内で直接共有されるため、仕様変更や追加要望への反応も速い。
カバー工法、サイディング重ね張り、葺きかえなど屋根だけでも複数の選択肢を用意し、予算や工期の希望に応じて使い分けている。防水工事ではウレタン塗装・トーチ工法・FRP防水と建材や下地の状態ごとに工法を切り替える体制が整っており、ベランダ・バルコニー・屋上といった部位別の対応実績も豊富だ。見積もり段階で各工法のメリットと費用感を並べて提示してもらえるため、比較検討しやすいという利用者の声が目立つ。塗料の種類ごとに耐用年数が10年から15年程度で異なる点も、その場で説明を受けられる。
ドローン点検で屋根に登らず状態を可視化
築10年を過ぎた建物では、屋根材のひび割れや外壁の剥がれが進行しているケースが少なくない。放置すれば雨水が内部に浸透し、構造材の腐食や室内への雨漏りにつながるリスクがある。株式会社熊澤建装は見積もりと現地調査を無料で実施しており、依頼前の段階で建物の状況を把握できる。早期に劣化箇所を特定することで、結果的に修繕コストの抑制にもなる。
点検作業にはドローンを導入し、職人が屋根に直接登らずに全体の状態を撮影・確認する仕組みを取り入れている。高所作業のリスクを減らしつつ、肉眼では見落としがちな箇所まで画像データとして記録できる。撮影結果は報告書にまとめられ、見積もりとセットで提出されるため、どの部分にどんな工事が必要なのかが視覚的に伝わると感じる利用者も多い。3階建て以上の建物や急勾配の屋根でも調査精度が落ちにくい点は、従来のはしご点検との大きな違いだ。
世田谷と秦野の2拠点から一都三県をカバー
東京都世田谷区の環八通り沿いに本社を置き、神奈川県秦野市には足場工事専門の事務所を構えている。この2拠点体制によって、東京・神奈川・埼玉・千葉の広域からの依頼に対応しやすい距離感を保っている。急な雨漏りの修理依頼にもスピード感を持って駆けつけられる地理的な条件が、リピート利用や紹介につながっているようだ。
個人の戸建てオーナーからの塗り替え依頼、管理会社経由のマンション大規模修繕、法人所有の工場や店舗の防水工事まで、顧客層は個人・法人を問わない。既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法を選べば廃材が減り工期も短縮できるため、コストを抑えたいオーナーからの指名が増えているという声が目立つ。外壁塗装と屋上防水をまとめて依頼すれば足場の設置が1回で済む点も、総額を下げる実用的な方法になっている。


