創業半世紀を超えて広がるリフォーム領域
帯広市を中心に塗装工事を手がけてきた株式会社ナリタックは、50年以上の歴史を持つ。公共施設や商業店舗、一般住宅と、施工対象は幅広く、十勝エリアの建物を長年にわたって守り続けてきた。近年は塗装専業の枠にとどまらず、住宅総合リフォーム会社として事業領域を拡張している。内装・外装を問わず住まい全般の相談を受け付ける体制へと移行し、地域の住環境に深く関わる存在へ変化した。
「街の塗装屋さん」として親しまれてきた時代から、顧客の要望は少しずつ変わってきたという声が社内にもあるようだ。屋根や外壁の塗り替えだけでなく、間取り変更や水回りの改修まで一括で頼みたいという依頼が増えたことが、事業転換の直接的な契機になっている。個人的には、半世紀という時間をかけて蓄積された現場の知見がリフォーム全般に活きている点が印象的だった。塗装で培った下地処理や素材選定のノウハウは、他のリフォーム工程でも精度の底上げにつながっている。
AIデザイン提案と職人の手仕事が交わる施工モデル
各分野の専門職人が現場で積み上げた技術に、AIを活用したデザイン提案を掛け合わせるという試みを株式会社ナリタックは進めている。仕上がりイメージを事前にシミュレーションできるため、施主との認識のずれが起きにくい。色味や素材の組み合わせをデータで検証したうえで、最終的な判断は職人の経験則に委ねるという二段構えの仕組みだ。デジタルとアナログの両面から品質を担保する流れが、施工後のトラブル低減に直結している。
実際に利用した顧客からは「完成形を画面で確認できたので、安心して任せられた」という声が目立つ。外壁の配色を3パターン比較して決めたという事例では、近隣の街並みとの調和まで考慮した提案がなされたという。従来の「職人任せ」とは異なり、施主が意思決定に参加しやすい仕組みが整っている。こうしたプロセスの透明性が、リピート依頼や紹介案件の増加につながっているようだ。
顧客満足度95%超を支える価格と対話の姿勢
株式会社ナリタックが掲げる「適正価格で本物のデザイン施工」という方針は、見積もりの段階から具体的に反映されている。工事項目ごとの内訳を明示し、不明瞭な一式表記を排除することで、施主が費用の妥当性を判断しやすい構造をつくっている。顧客満足度95%以上という数値は、こうした価格面の納得感と丁寧なヒアリングの積み重ねから生まれたものだ。生活スタイルや将来の家族構成まで踏み込んだ提案が、単発の工事で終わらない関係性を生んでいる。
ある利用者は、築30年の自宅を外壁塗装と同時に玄関周りまで一新したところ、近所の知人から「新築みたい」と言われたというエピソードを話していた。予算内で優先順位をつけながら施工範囲を調整してもらえた点が決め手だったらしい。工事中も進捗を写真付きで共有してもらえるため、不在時でも安心感があったとのこと。こうした細かなやり取りの一つひとつが、満足度の数字に表れている。
「手抜き撲滅宣言」に込めた業界への問題提起
十勝の建築業界では、価格競争の激化に伴い施工品質のばらつきが課題として指摘されてきた。株式会社ナリタックは「手抜き撲滅宣言」を明確に打ち出し、工程の省略や材料のグレードダウンを一切行わない姿勢を公言している。50年以上の事業継続そのものが、この宣言の裏付けとして機能しているのは間違いない。地域の施主にとっては、長く営業を続けている会社に依頼できること自体が一つの安心材料になっている。
業界内では、下請け構造の複雑さが手抜きの温床になりやすいと言われる。株式会社ナリタックでは自社職人による施工管理を徹底し、責任の所在を曖昧にしない運営を続けている。短期の利益よりも施工後の評価を重視する方針は、結果的にクレーム件数の抑制にもつながっているという。十勝で住まいの工事を検討する際、こうした透明性の高い事業者が選択肢にあること自体、地域にとっての財産だろう。


