施工件数よりも施工精度を優先する、一店舗制の強み
有限会社建石畳店が五泉市で守り続けているのは、「現地を見てから素材を決める」という工程の丁寧さだ。施工前には通気状況・床の傾き・家具の動線まで把握し、稲わら畳床・稲わらサンドイッチ畳床・建材畳床の三種から最適な構造を選んで寸法を整える。天然素材は季節によって伸縮するため、その変化を見越した調整を施工段階で行うことが、長く使える畳の条件になる。「どこを直せばいいか分からなかったが、来てもらって全部説明してもらえた」という声が複数の利用者から聞こえてくる。
畳製作一級技能士・職業訓練指導員・品質管理責任者という資格を有する職人が施工に当たっており、技術と知識の両面で品質を担保する体制が整っている。
明治43年創業、地域の暮らしとともに続いてきた100年
五泉市村松甲1657に店を構える有限会社建石畳店の創業は明治43年。代を重ねながら技術を磨き続け、地域の住まいに寄り添ってきた100年以上の歩みがある。代表取締役・建石弥厚氏の「お客様を笑顔にするために精一杯努める」という仕事への姿勢は、創業時から変わらない店の姿勢と重なって見える。「昔から頼んでいる」という常連の存在が、その継続性の証になっている。
正直なところ、これほど長く一つの場所で続けられるには、地域に対して誠実であり続けた結果以外に理由が見つからない、という印象を受けた。
い草の品質が決まる産地選びと、薬品不使用の仕上げ方
有限会社建石畳店が使用するのは熊本県産を中心とした国産のい草で、草丈が長く色合いが均一なものを厳選している。品質の高い畳表は断面が真丸く、芯の海綿状の綿がしっかり詰まり、表皮が厚い。こうした素材の見分け方に精通している店だからこそ、製造工程で余計な薬品を使わずに本来の機能を損なわない仕上げができる。乾燥も自然の風で整えるという工程は、手間がかかる分だけ素材への誠実さが現れている。
「この店の畳は長持ちする」という声は、利用者の間で繰り返し聞かれる言葉だ。素材の質と施工精度が噛み合った結果として、使用年数の長さに出てきているようだ。
洋室対応・カラー展開・畳小物まで、今の暮らしに合わせた品揃え
縁の素材は絹・麻・綿・ポリエステルと複数あり、柄と色の組み合わせで選ぶ楽しみがあるという声が届く。カラー畳・縁なし畳・フロア畳・畳小物といった現代の住空間に対応する品目を揃えており、「和室のない家でも畳を使いたい」という要望にも応えられる体制だ。ダイケン畳・セキスイ畳など機能性素材も取り扱っており、生活スタイルや予算に合った組み合わせを相談しながら選べる。色見本を見ながらの提案が丁寧だという評価も聞かれる。
対応エリアは五泉市を中心に新潟市・加茂市など近隣まで。新築・リフォーム問わず受け付けており、まず無料診断から始められる窓口が用意されている。


