決めるのは施主、整えるのが設計者
家づくりの主役は住む人であって、業者ではない——合同会社ひふみの仕事は、この一点を軸に回っている。複数の選択肢をわかりやすく並べ、施主が自分の意思で選び取れる状態をつくることを最初に置く。だからこそ、一方的におすすめを押しつける営業はしない。茨城県つくば市の花畑に事務所を構え、市内と周辺の住まいへ通いながら、決定権を住む人の側に残す進め方を守ってきた。
その姿勢は打ち合わせの厚みに表れている。事前のヒアリングにたっぷり時間をかけ、自宅へ直接足を運んで現在の状況を確かめる。言葉にしきれない細かな不便や、これからの暮らし方まで聞き取ってから、ようやく具体的な設計の話に入る。急いで契約へ運ぼうとしない分、住む人は落ち着いて考える余裕を持てる。
相談の入口も低く保たれている。改修したい場所や困りごと、理想の暮らし、建物の種類、希望時期を伝えれば、内容がまとまっていなくてもヒアリングを通して整理してくれる。まず話を聞いてほしいだけ、という段階でも受け止めてもらえる。料金や実施をその場で約束するものではないため、気負わずに使える窓口になっている。
部分の修繕から新築まで、一つの窓口で
引き受ける工事の範囲は広い。壁紙の張り替えや設備の入れ替えといった小さな修繕から、間取りを根本から変える大規模改修、家をゼロから建てる新築まで、同じ窓口でまとめて相談できる。対象も内装、戸建て、マンション、水回り、中古住宅と幅広く、暮らしのどの場所にも手を入れられる。
たとえば水回りは、キッチンや浴室のわずかな不便が毎日の負担に変わりやすい。設備の劣化や使い勝手を細かく聞き取り、改善策を具体的に示していく。中古住宅なら、柱など見えない部分の状態を確かめたうえで、新しい価値を足しながら長く住める住まいへ組み替える。既存の建物を活かす発想が、どの工事にも一本通っている。
25年の経験と、資格の裏づけ
住む人本位の進め方を支えているのは、代表自身の経験と資格だ。リフォーム工事に25年携わり、会社員時代の経験を土台に独立して二級建築士として建築設計事務所を立ち上げた。図面は代表が自ら描き、建設設計事務所の登録と建設業許可も取得している。正直、これだけの経験を持つ設計者が最初から最後まで並走する体制は、住む人にとって大きな支えになると取材で実感した。
引き渡した後の関わりも続いていく。壁紙のちょっとした剥がれやドアの不調まで気兼ねなく相談できる空気をつくり、暮らしを支え続ける構えでいる。連絡は電話029-869-5620やLINEの無料相談から。花畑の事務所で9時から18時まで対応し、水曜と日曜が休みにあたる。


