創業40年で培われた施工領域の広さ
高圧受電設備の据付から制御盤の組み上げ、LED照明への切り替え、動力配線の敷設まで——龍電工株式会社が手がける電気工事の守備範囲はかなり広い。工場や商業施設、医療機関といった業種ごとに異なる要件を、一級電気工事施工管理技士の有資格者が現場で直接さばく体制を敷いている。奈良県北葛城郡広陵町に本拠を置き、大阪府や三重県を含む近畿圏が主な活動エリア。配線に伴う掘削・埋設といった外構工事まで自社内で完結させるため、工程の分断が起きにくい。
個人的には、電気工事会社で外構の埋設作業まで一括対応している点が印象的だった。複数業者が入ると、どうしても施工時期のずれや仕上がりの差が生まれやすいが、龍電工株式会社は設計段階の図面確認から竣工後の保守まで同じチームが見続ける。工事中の仕様変更が発生した場合でも、判断の伝達経路が短いぶん対応が早いという声が目立つ。こうした一気通貫の進め方が、施設管理者にとっての手間を減らしている。
定休日なし・朝8時から夜20時までの受付体制
年間を通じて定休日を設けず、8時から20時まで相談を受け付けている。電気設備のトラブルは曜日や時間帯を選ばないため、この長時間対応の枠組みは現場からの評価が高い。奈良県を中心とした近畿圏内であれば地理的な距離が近く、急な停電や設備故障への駆けつけ速度を確保しやすい立地条件にある。スケジュール調整の幅が広いことで、稼働を止めたくない工場案件や営業時間外に作業を終わらせたい商業施設の依頼にも組みやすい。
ある製造業の担当者からは「夕方に連絡して翌朝一番で来てもらえた」という話があり、こうしたスピード感を評価する利用者は少なくない。広陵町という拠点は大阪方面・三重方面いずれにもアクセスしやすく、近畿圏全域を動ける機動力の土台になっている。電話での相談時点で技術的な概要を確認し、現地調査前にある程度の方針を固めてから訪問するため、初回訪問から具体的な見積もり提示までの期間が短い。
初代から二代目へ引き継がれた現場主義の運営方針
龍電工株式会社は創業から40年の間に法人化を経て、経営の担い手が初代から二代目へと移っている。代替わりを経ても変わっていないのが、管理者自身が現場に足を運ぶ姿勢で、施工管理の判断を事務所に持ち帰らず現場で即決する文化が根づいている。技術者の育成においても、座学よりも実際の現場での経験を重ねる方針が採られており、高圧受電から制御系の配線まで複数の分野を横断的に扱えるスタッフが育つ仕組みになっている。
新築の電気工事に加え、既存設備のリニューアルや保守点検の依頼も継続的に受けている。40年分の施工実績が蓄積されているぶん、過去に手がけた建物の改修依頼が舞い込むケースもあるという。設備の経年劣化や法改正に伴う更新が必要な場面では、当初の施工記録を参照しながら最適な改修内容を組み立てられる。長い取引関係のなかで建物ごとの電気系統を把握している点が、リピート依頼につながっていると感じる利用者も多い。
工事完了後まで続く技術サポートの実態
施工品質の管理は工事中だけにとどまらず、完了後のアフターサービスにも同じ技術者が関与する運用を取っている。担当者が変わらないことで、設備の状態把握に空白期間が生じにくい。龍電工株式会社では安全性の確保と長期的な設備安定性を両立させるため、作業工程ごとに細かな確認フローを設けており、竣工検査後もその基準が保守段階に引き継がれる。
たとえば工場内の動力設備を新設した後、数か月後に負荷状況を確認して配線の熱負担や接続部の状態をチェックする——こうした運用段階でのフォローアップを実施している。設備の導入コストだけでなく、稼働開始後のランニングにまで目を配る姿勢は、設備投資の回収計画を立てる事業者にとって判断材料になりやすい。保守契約の有無にかかわらず、過去の施工先からの問い合わせには対応する方針を維持している。


