珪藻土と自然素材が生む、住まいの快適さ
植物性プランクトンが長い年月をかけて堆積した珪藻土は、細かい気孔を通じて調湿・消臭・結露防止を行う天然素材だ。有限会社笠原塗装では珪藻土を壁塗り材として提案しており、左官技術によってコテさばきひとつで多様な模様を描き出せる。色は塗料を混ぜることで自由に調整できるため、施主のイメージ通りの空間づくりが実現しやすい。不燃性も高く、耐熱温度は1700度に達するため、防火の観点でも優れた素材だ。
遮熱塗料・光触媒塗料・フッ素樹脂塗料・省エネECOガラスコートなど、機能性を重視した塗料ラインアップが揃っているのも特徴だ。光触媒塗料は太陽光に反応して活性酸素を発生させ、汚れやカビを防ぎながら大気浄化にも貢献する。「仕上がりと同時に機能まで変わった」という声が目立つのは、塗り替えを単なる美観の回復として捉えていない提案スタイルの結果だろう。省エネECOガラスコートについては、遮熱フィルムよりも安価で熱割れのリスクがないという点が、施主から好意的に受け取られているという。
平成29年まで積み上げた許可工種の広さが、対応力の幅を決める
有限会社笠原塗装が保有する建設許可番号・神奈川県知事(般-29)29638号は、塗装・防水・土木・石・舗装・水道施設・とび・土工・鋼構造物・しゅんせつ・タイル・れんが・ブロック・建具・大工・左官・ガラス・板金・内装仕上げ工事業を包含する。これほど多岐にわたる許可工種を一社で保持するのは、地域の中小塗装会社としては異例の体制だ。昭和51年の塗装工事知事許可取得から始まり、平成元年に防水工事許可、平成29年に大幅な許可範囲の拡張と、段階的に対応力を積み上げてきた経緯がある。一般塗装に加えてプラントライニング工事にも対応していることも、用途の広さを示している。
「外壁塗装の相談で来てもらったら、防水や内装まで一緒に見てもらえた」という施主の感想が届くのは、こうした許可工種の幅広さによるところが大きい。複数の業者を呼ばなくてよいという利便性は、工事全体のコストと手間を削減する。鋼橋塗装技能士の在籍も、一般的な住宅塗装を超えた守備範囲の広さの一端を示している。
1966年創業の老舗が、地域の建物を診続けてきた理由
神奈川県塗装協会と日本塗装工業会に加盟する有限会社笠原塗装は、毎年9月に小田原、11月に南足柄で住宅塗装相談会を開催している。地域住民が直接疑問をぶつけられるこの場は、業界団体活動の一環として長年継続されてきた。小田原市・南足柄市・平塚市を対応エリアとし、地域密着型の運営を基本方針に置いてきたからこそ、こうした取り組みを継続できている。個人的には、商業的な告知ではなく相談室として地域に場を開いてきた姿勢に、この会社の運営スタイルが凝縮されているように感じた。
創業から半世紀以上が経過した現在も、鴨宮駅と下曽我駅の中ほどに本社を構え、同じ地域で施工を続けている。「昔お父さんの代からお願いしている」という長期的な取引関係も生まれているという話もあり、二世代にわたる付き合いが続いているケースもある。取引銀行に地元3行が並ぶのも、地域経済の中に深く組み込まれて事業を続けてきた証だろう。
全国入賞の技術者と有資格者が在籍する、施工品質の担保体制
第24回全国建築塗装技能競技大会での茨城県中小企業団体中央会長賞受賞(2015年)は、有限会社笠原塗装の技術水準が全国レベルで認められた実績だ。1級建築塗装技能士4名・1級鋼橋塗装技能士1名・2級建築施工管理技士2名・2級土木管理技士2名という技術者構成は、施工管理と現場技術の両面をカバーする陣容だ。優秀技能者育成事業所として日本塗装工業会から認定されており、技術者を育てる仕組みが継続して機能している。未経験からのスタッフが段階的にスキルを積み、将来的に有資格者として現場を担える流れができている。
「資格の有無で業者を選ぶようになった」という声が増えているという背景の中で、1級技能士が4名在籍する体制は、施主が判断材料として重視する要素になりやすい。施工事例の写真記録は工程ごとに公開されており、外壁塗装においては既存シールの撤去状況から完成写真まで追うことができる。この透明性の高い情報公開が、初めての問い合わせハードルを下げているという声も届いている。


