病院・学校・工場まで対応する、多彩な現場の造園施工力
有限会社さいたま造園の施工対象は、個人邸宅の庭だけではない。病院・私立学校・特別養護老人ホーム・住宅メーカー・建設会社・飲食店・工場まで、約30団体との取引実績を持つ。さいたま市・埼玉県・埼玉県住宅供給公社といった公共団体との取引も継続しており、公共・民間の両面で緑化施工と緑地管理の実績を積み上げてきた。埼玉県さいたま市見沼区に拠点を構え、2001年の設立から一貫して地域密着の事業展開を続けている。
屋上庭園・壁面緑化・ミスト散水設備工事・文化財保存樹木治療・造園コンサルト業務まで対応できる技術の幅は、造園施工管理技師1級2名・エクステリアプランナー1級2名・街路樹剪定認定士1名という資格構成に裏付けられている。営業エリアはさいたま市を中心に蕨市・川口市・越谷市・春日部市・蓮田市・上尾市・川越市・富士見市まで広がり、埼玉県内の幅広いエリアからの依頼に対応している。
植物が持つ環境改善機能を活かした、持続可能な空間づくり
有限会社さいたま造園が大切にしているのは、植物の「環境改善機能」を活かすという視点だ。庭づくりやメンテナンスは見た目の整備にとどまらず、植物が本来持つ力——暑さを和らげ、空気を清め、人に安らぎを与える機能——を最大限に引き出すことを目指している。環境配慮型プランの提案を業務の一部として位置づけており、施工後も長期的に植物の健康を維持するための定期管理まで一貫して担う。
さいたま市の「みどりの街並みづくり助成制度」を活用した提案も積極的に展開しており、壁面緑化最大100万円・屋上緑化最大50万円・沿道緑化最大20万円の助成申請を代行する形でサポートする。「助成を使えることを事前に教えてもらえて、費用の見通しが立てやすかった」という声が新規顧客から聞かれ、問い合わせから発注までのハードルを下げる役割を果たしている。
未経験者を先輩が育てる、段階的な成長の仕組み
「自然が好き」「植物に興味がある」という想いがあれば、専門知識がなくても応募できる——有限会社さいたま造園の採用方針は明快だ。入社後は先輩スタッフの補助からスタートし、剪定・植栽・庭の管理といった実務を通して技術を積み上げていく。造園施工管理技士や造園技能士などの国家資格取得に向けた費用バックアップ制度を整えており、資格取得のコストを自己負担せずに専門職としての資格を取りに行ける環境がある。経験者に対しては保有スキルと資格に応じた待遇優遇で迎え、施工管理経験者を特に歓迎している。
「先輩に聞きやすい雰囲気で、わからないことをそのままにしない職場だった」という声が在籍スタッフから聞かれる。幅広い年代のメンバーが互いの個性を尊重しながら業務に取り組む職場の雰囲気は、高校生の職場体験を受け入れていることからも伝わる。個人的には、「技術と知識は実際のフィールドで植物と向き合いながら育てる」という同社の考え方が、育成の根底にある実直さを示していると感じた。
「地域社会に必要とされる企業」であり続けるための経営姿勢
代表取締役・小沢孝氏が繰り返し語るのは「地域社会に必要とされる企業として邁進していく」という言葉だ。経営理念の「花と緑を通して地域と共存する企業を目指す」と合わせて、この姿勢は設立から25年近くにわたって一貫している。さいたま市SDGs認証企業への認定・埼玉版働き方改革ポータルサイトへの掲載・英国王立園芸協会日本支部会員などの認定・所属は、その言葉の具体的な表れだ。
経営方針に「法令等を順守し、職業上の高い倫理基準を保ち地域に信頼される企業を目指す」と明記しており、安全第一を現場の基本姿勢として徹底している。社員の生活水準向上を経営課題として意識的に位置づけ、残業の抑制・賞与支給・資格取得支援を組み合わせた職場環境の整備を続けている。地域への貢献と社員の働きやすさを両立させるこのスタイルが、長期的な経営の安定を支えている。


