建築家と対話を重ねて形にする注文住宅
岐阜で注文住宅を手がける株式会社N Styleホームは、施主の暮らし方や価値観を丁寧にくみ取りながら設計を進めるスタイルを採っている。建築家が打ち合わせを繰り返す中で、家族ごとに異なる日常の風景や将来像を住空間へ落とし込んでいく。見た目の美しさだけでなく、住んでからの動線や収納計画まで踏み込んだ提案が行われる。「自分らしいStyle」というコンセプトのもと、画一的なプランに収まらない家づくりが進んでいく。
個人的には、設計段階から建築家と直接やり取りできる仕組みが印象的だった。ハウスメーカーの場合、営業担当が間に入って設計意図が薄まるケースも少なくないが、N Styleホームでは建築家本人が施主の言葉を受け止める。打ち合わせの回数に上限を設けず、納得いくまで図面を詰められるという声も聞かれる。設計と施工を一貫して担うことで、図面上のイメージと仕上がりのズレを抑えている。
エアコン1台で一年中過ごせる断熱・気密性能
高気密・高断熱を軸にした住宅性能は、N Styleホームが力を入れている領域の一つ。真夏でもエアコン1台で家全体を冷やせる設計になっており、部屋ごとの温度差が小さい。冬場も同様に少ない暖房機器で室温を維持でき、廊下や脱衣所でヒヤッとする場面がほとんどない。こうした温熱環境の安定は、光熱費の抑制にも直結している。
「以前の家では冬のリビングと廊下の温度差がつらかったが、今は家中どこにいても快適」という入居者の声が目立つ。断熱性能が高い住宅は冷暖房の稼働時間が短くて済むため、年間の電気代が大幅に下がるケースが多い。長期的に見れば住宅の資産価値にも影響する部分であり、環境負荷の低減という側面も持ち合わせている。性能値についてはモデルハウスや見学会で体感できる機会が用意されている。
住まいが完成したあとも続くサポート体制
引き渡し後のアフターサービスにも注力しており、住み始めてから気づく小さな不具合への対応を迅速に行っている。ライフステージが変わればバリアフリー化や増築といったリフォーム工事も請け負う。新築時の設計図面や仕様を社内で保管しているため、改修時に構造を一から調べ直す手間がない。長い年月をかけて住まいと関わり続ける姿勢が、N Styleホームの事業の根幹にある。
子どもの成長や親との同居など、家族構成が変わるタイミングで相談に訪れる施主は少なくないという。新築から10年以上経った住宅でも、当時の担当者が状況を把握しているため話が早い。素材の経年変化に合わせたメンテナンス提案も定期的に届けられる。
「楽しむ家づくり」を支える情報提供と伴走
N Styleホームは、家づくりのプロセス自体を施主に楽しんでもらうことを重視している。素材の選び方や設計上の工夫、過去の施工事例といった情報を積極的に共有し、施主が主体的に判断できる環境を整えている。趣味を突き詰めるように妥協なく進めてほしいという思いが、打ち合わせの進め方にも表れている。専門用語をかみ砕いた説明が多く、建築知識がなくても置いていかれる感覚がない。
「最初は漠然としたイメージしかなかったのに、打ち合わせを重ねるうちに自分たちの暮らし方が明確になった」と話す施主もいる。完成までの道のりそのものが家族の思い出になるという考え方は、住宅会社としてはやや珍しい。間取りの検討段階で家族全員が参加できるワークショップ的な場を設ける回もあり、子どもの意見が反映された部屋づくりにつながった事例もあるそうだ。家が建つ前から「ここに住みたい」という気持ちが育っていく、そんなプロセスが用意されている。


