飲食店には厨房の動線、ホテルには防音と避難経路
同じ「建物の設計」でも、飲食店とホテルでは考えるべきことがまるで違います。アーキライブラ設計事務所が飲食店で向き合うのは、厨房の配置と客席の動線、そして耐火性能や換気設備の組み込みです。宿泊施設であれば、泊まる人が快適に過ごせるよう、防音と避難経路の確保を同時に成り立たせます。どの用途でも、構造の裏付けを持った建築士が最初から関わるため、見た目を整えてから安全を後付けする、という順番にはなりません。用途が変われば満たすべき法規制も安全基準も変わるので、求める機能をどう形にするかは一軒ごとに練り直されます。
オフィスやこども園、工場で変わる設計の重心
オフィスでは、テナントとして入居する人たちの使いやすさが設計の重心になります。こども園では、子どもの安全を最優先に据えた計画を立てます。工場であれば、製造工程に沿った作業空間をどう確保するかが問われます。店舗やホテル、オフィス、こども園、工場と、受けてきた用途の幅が、そのまま対応力につながっています。用途ごとに重心が移っても、構造設計一級建築士の勝亦信裕代表が骨組みから間取り、外観までを一人で受け持つため、見た目と安全の足並みが崩れません。
正直、これだけ性格の違う建物を一つの事務所が引き受けている点は、取材していて意外でした。用途が広いほど設計の難しさは増しますが、構造の計算まで分かる建築士が通して担当することで、デザインと耐久性のどちらかを諦める場面が減ります。静岡県東部エリアで、住宅から製造拠点まで携わってきた実績が、その土台になっています。
二刀流だから、骨組みから外観まで統一できる
構造設計と意匠設計を別々の担当者に分けると、互いの意図が十分に伝わらないまま図面が仕上がることがあります。その結果、補強材が余計に増えたり、望んでいた開口部が取れなかったりします。アーキライブラ設計事務所は、一人の建築士が構造計算から意匠まで通して担う「二刀流」で、この行き違いをなくしました。骨組みの配置を決める時点で窓の位置や空間の広がりを計算に入れるので、あとから間取りを変える手間が生じません。施工が始まってからのトラブルも、構造と意匠の両面を分かっている建築士が見ているぶん、未然に防ぎやすくなります。
富士市を拠点に、新築もリノベーションも
介護施設や住宅では、耐震性や断熱性といった機能を押さえながら、省エネルギーや太陽光の活用まで含めた環境への配慮を提案します。建物の用途に応じて断熱の仕様を変え、長く快適に使い続けられる空間へ仕上げていきます。家族構成の変化や使い方の転換も見据えて間取りを組むため、将来の手直しを減らせます。新築に限らず、リノベーションや耐震診断、構造計算の相談も受け付けています。
事務所は富士市今泉八丁目、岳南電車岳南線の本吉原駅から徒歩15分ほどの場所にあります。車で来る場合は駐車場が一台分あり、事前に知らせておけば案内がスムーズです。静岡県東部エリアまで対応し、相談は電話かメールから。番号は0545-88-1022、休みは土日祝です。


